お知らせ「AIウィルくんの『住まい提案サービス』」に新機能を追加しました

「AIウィルくんの『住まい提案サービス』」（以下、「 AIウィルくん」）に新機能を追加いたしましたのでお知らせいたします。

■「ＡＩウィルくん」の概要
これまで当社で住まいを購入した顧客の希望条件や求めるライフスタイルに関するデータをAIが学習。この当社独自の「不動産提案」AIが“AIウィルくん“です。AIウィルくんの学習対象は約37万件の物件データ、約12,000組の成約データ、約10,000件の地理データ等、これまで当社が蓄積してきた住まいに関わるデータです。
2021年のリリース以降、1890組の顧客に提案を行ってきました。

■「AIウィルくん」の不動産テック内でのポジショニング
近年、不動産業界でもAI技術を活用した【不動産テック】によるサービスが盛り上がり、様々な種類のサービスが顧客向け・営業会社向けに展開されています。その中で当社は「趣味嗜好などの顧客情報を活用したAI」に開発余地があることに着目しました。
開発時の調査によると、広告で気に入った物件を決めて来社した顧客のうち、最終的にその物件で契約するのは全顧客の約30%（弊社顧客における概算）にとどまります。多くの顧客が営業担当との面談を重ね、住まい探し当初に想定していなかった物件を購入しているのです。
こうした背景から、当社独自のAIを開発し、顧客に潜在ニーズをも満たした「思いがけない物件との出会い」を提供するサービスを開始しました。

■新機能について
①おすすめの街、エリアの提案を開始
自分に似た趣味嗜好・ライフスタイル・購入希望条件の人が、住んでからも満足して暮らしている街・エリアを提案。地図上に表示される提案結果にはハザード情報が表示できる。また、成約者アンケートの結果に基づいてスコア化された街情報をレーダーチャートで表示するので数字で街を概観できる。

②おすすめの予算提案や、ローンタイプの選択が可能に
ＡＩから予算設定の提案を受けることや、自分で返済年数やローンタイプ（変動・固定）の選択をすることができる。

③条件の優先順位の変更、譲れない条件の設定が可能に
条件を調整するボタンから、希望する条件を変更することができる。
顧客自身で希望条件を調整することで提案内容が替わり、まるで営業担当者と対話しているかのように、住まいの提案内容を調整していくことが可能。条件がコロコロ変わったり、夫婦で希望条件が違っても営業担当者に気兼ねなく条件を変えて提案内容を検討することができる。

■開発担当者のコメント
住まい探しの際、間取りや築年数、駅の距離など物件のスペックに目が行きがちですが、どんな街に住むのかも非常に大切な要素だと考えています。ところが、街の選択については、人気の街・駅ランキングや人伝に聞くことなど、意外と情報が限られています。そこで、これまで弊社で住まいを購入いただいた顧客の背景や希望条件、購入物件などをAIが学習させ、弊社が持つ地域情報や相場情報などを付加し、オススメの街もレコメンドするサービスを実現しました。これにより、これまで候補になかった街や物件との出会いを創出できると考えています。そして、よりライフスタイルに合った街に住んでいただくことによって、顧客の人生の満足度が少しでも高まることを願っています。

以上