- 23年10月
- ラジオ大阪「原田年晴 かぶりつきマンデー!」の「ぶらりご近所かぶりつき」のコーナーに出演
- 22年09月
- 読売新聞に、当社が運営する自習室とともに掲載
- 22年08月
- エフエム宝塚「とれたて!街角リポート」のコーナーに出演
- 22年08月
- 神戸新聞 「人近況」のコーナーに掲載
- 19年08月
- 讀賣テレビ「鳥人間コンテスト」に出場し、番組に出演
- 18年07月
- 大阪日日新聞の「きらめきびと」のコーナーに掲載
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高校受験や大学受験を前にして、学生さんはみんな多かれ少なかれ不安を抱いていることだと思います。入試というものの性質上、それはどうしても他者との合格枠の奪い合いになります。そのことから、仕方ない側面もあるにはあるのですが、点を取るためだけの方法が独り歩きし、本来その科目がどのような意図で指導要綱に入れられているのか、完全に置き去りにされていることもしばしばです。勿論、時代とともに必要とされる技能は変化していきますので、指導要綱を妄信するのではなく柔軟な対応が必要です。
私は様々な科目について学生さんに指導を行っていますが、いずれの科目においても絶対に守るべきであると心に決めた方針があります。それは「単に問題の表面的な解き方は指導せず、一つひとつの公理・定義・定理に加え、式変形・式の形などがもつ意味を正しく丁寧に理解してもらうこと」です。これは単に高校受験や大学受験を通過する上で役に立つだけに留まりません。高校・大学入学後だけでなくそれ以降の世界でも、より深く物事を学ぶ上で必ず役に立つと確信しているためです。
特に大学以降の勉強の難しさは中学・高校時代のものを遥かに凌駕します。また、手取り足取り全てを教えてくれる学校の先生や塾の先生といった存在もほとんどいなくなります。周囲にやれと言われてやるだけだったり、問題の表面的な解き方だけを学んできた学生さんが、大学以降の、限りなく深く、そして広い学問を学ぶというのは、現在位置も方角も、そして移動方法すら知る術がないままに大海に放り出されたような状況に例えることができるでしょう。このような状況に陥らないためにも、絶対に、全ての学問の土台となる部分を妥協して教えるつもりは毛頭ありません。将来、未知の領域に挑戦していくときには、確固たる土台となってその人を必ず助けてくれるでしょう。
私は一所懸命に頑張る学生さんに、勉強の指導を行っています。皆様は高校受験や大学受験と聞くと、必死に勉強した学生時代を思い起こされるのではないでしょうか。私もその内の一人で、とにかく勉強した記憶があります。
世間一般では、勉強は辛いものだと捉えられがちです。それは一体何故でしょうか。要因は様々だと思いますが、一つには、小学校のときから各教科のもつ意味、そしてその大切さをまともに教えられず、ただ闇雲に「やれ」と言われてやってきた、という事情がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。とくに高校時代までの勉強がもつ意味について、各個人でその意見は千差万別ではあるでしょう。
私は、勉強とは「これまで人類が積み重ねてきた全てのモノの最先端(の技術)に手を届かせるツールである」と考えています。皆様はどのようにして人工衛星が打ち上げられ、軌道上で地球の周りを周回しているかご存知でしょうか。これは私が子供の頃、何となく凄いなーと思うことしか出来なかったものの一例です。しかし勉強を積み重ねれば、小学校からの全ての勉強の延長線上に、このテーマは確かに扱えるものとして存在しているのです。これはとても面白いことではないでしょうか。
中学生、さらには高校生にもなると、勉強が辛くて投げ出したくなることも増えてきます。それでも、あと少し手を伸ばせば、これまで何となく想像するしか無かった世界に手を届かせることができるようになるのです。私はこの面白さを何とかして伝えたいなと思っています。
高校時代に使っていた数学の問題集と英語の辞書。毎日触っていた程のもので、かなり愛着が湧いています。
物心ついたときから眺めていた算数の本。大学院レベル、あるいはそれ以上の奥深いテーマを扱っている一方で、難しさを感じさせない記述が魅力です。