Case01

自分たちの本当のこだわりを中古×リフォームでつくる。

Cさま(30代 ご夫婦+お子さま2人)

リフォーム後のお住まいでくつろぐCさま

「あ、僕ら、あんまり新しい家が好きじゃないんだ」
「ホントに『自分たちでつくった』って感じがします」

自分たちのこだわりって何だろう?

ご主人さま
ご主人さま

家探しをし始めた頃は、住宅展示場を回ったりしていましたね。漠然と「新築の一戸建がいいかなぁ」と思っていて、「とりあえず箱だけつくってもらって、後は自分で手を加えよう」なんて軽く考えていたところもありました。でも、そこで妻が「なんか違う!」ってなったのです。

奥さま
奥さま

私の頭の中では、「家は坂の途中にあって、そこに続く道が少しうねっていて、キッチンから眺められる広い庭は花でいっぱいのイングリッシュガーデン・・・」みたいな感じだったのです。

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ご主人さま
ご主人さま

通常のハウスメーカーさんが勧めてくるのは区画整理された造成地です。そこに新築すると。でも、現地に行っても更地があるだけで、どんな街になるのか想像もつかないのですよね。 で、もう一つ気づいたことがあって、いろんなハウスメーカーのカタログを入手して検討していたとき、「あ、僕ら、あんまり新しい家が好きじゃないんだ」と。「古くても、丁寧に、大切に使われてきたモノには、どれだけ技術が進歩した現代においても表現できない美しさがある」と思ったのです。「手入れの行き届いた古さの魅力」というか。

奥さま
奥さま

家のイメージとしては、私たちが結婚式を挙げた神戸・異人館のグラシアニ邸 。全体の雰囲気はもちろん、観音開きの扉とか、格子窓とかが好みでした。そんな自分たちのこだわりがちょっとずつ見えてきて、「新築よりも、モノのいい中古をリフォームするのがいいかな」と思い始めたわけです。

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グラシアニ邸は、神戸市にある異人館。 明治41年にフランス人貿易商グラシアニの自邸として建設されたコロニアルスタイルの西洋館。重要伝統的建造物群保存地区「北野町山本通」を構成する洋館の一つ。現在はフレンチレストラン、喫茶店として、一般に公開している。

ウィルに出会ったきっかけ

奥さま
奥さま

実はウィルさんに問い合わせる前に他社さんで中古物件を探していたところ、気に入った物件を見つけたのですが、営業の方にリフォームについて聞いたら、「リフォームの業者はご自分で探してください」と言われて戸惑ってしまいました。「閑静な住宅地で、庭が広くて、古くからある中古住宅を買って、洋館風にリフォームする」という方向性は見えてきていたのですが、「そこからどうしたらいいの?」となりましたね。

ご主人さま
ご主人さま

当時、ヨーロッパの建築やらインテリアなどの本や雑誌を買い集めていました。「僕たちの思いを理解してくれる会社はないかなぁ・・・」という観点でいろいろネット検索をしていたときに、ウィルさんのホームページにあるリフォームの施工事例に辿り着き、「ここだ!」となったわけです。  

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最終形のイメージ

奥さま
奥さま

今の家の第一印象は「うっそうとした森」でした(笑)。最初に案内されたときは、大量の木に覆われて家がほとんど見えなかったのです。大小5つもの石灯籠がある完全に和の庭で、イングリッシュガーデンのイメージにはほど遠い。それに、たまたま最初に通ってきた道がアップダウンの激しい道で(後からもっとなだらかなルートがあると分かったのですが)、買物や主人の通勤がしんどいなと感じましたね。それに、家の中も荷物だらけで正直綺麗じゃなかったので、「この物件はないかな・・・」と思いました。

ご主人さま
ご主人さま

でも、木さえ切れば庭は相当広そうだし、家の間取りもそれほど悪くないし、うねった坂道の途中にある立地というのも妻の希望だったし・・・。 そこでリフォーム担当の清水さんが登場したのです。清水さんは「この家は玄関とガレージが道路と同じ高さにあるのに、 庭は道路より高い位置にあります。つまり、出入りは楽なのに人の目線は気にならない希少な物件ですよ」と言ってくれました。 リフォームのプロからも不動産としてのお墨付きをもらい、背中を押された気がしましたね。 立地の問題は後で修正できないけど、この物件の問題は修正できるものばかりだと気づきました。

すると、森や石灯籠、家の中の荷物がサーっと目の前からなくなり、イングリッシュガーデンのある洋館のイメージが頭の中に浮かんできたのです。 結局、「買う」っていう気持ちになるのは最終形が見えるから買うのであって、中古の、ボロボロの、荷物だらけの家を見ただけでは、 なかなか買う気にはなれないですよね。 そして内覧の翌週には、清水さんが“とりあえず”のリフォームプランと見積もりを上げてくれました。 僕たち自身、最終形が見えていない中で、本当に“とりあえず”だったと思いますけど、何とか予算内に収まりそうでしたし、 何より「この人なら最後まで面倒を見てくれるだろう」と思えたので、お願いすることにしました。

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イングリッシュガーデンとはほど遠いビフォーの状態だったが、「出入りは楽なのに人の目線は気にならない希少な物件」という担当者の言葉に、変えることのできない物件の価値とポテンシャルを感じていただいた

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最終形が見えないまま、担当者手描き図面の“とりあえず”のリフォームプランで見積もり。予算内に収まりそうだし、この担当者ならとご決断

自分たちで作るリフォーム

奥さま
奥さま

「自分たちがどこにこだわりがあるのか」が見えていなかったので、まずはその「こだわり探し」でしたね。 私の中で「庭を見ながらのキッチン」や「庭に出る観音開きの扉」という漠然としたイメージはあったのですが、それをどう間取りに反映させるか、 相当悩みました。今思えば、私は間取りへのこだわりが強かったのです。たとえば、リビングから洗面室・浴室に直接行けるのは嫌でした。 廊下を挟まないと。あとは土間があって、和室は離れみたいになっているといいなぁと・・・。清水さんにもいくつか提案してもらいましたが、 結局自分で考えないと納得できませんでした。清水さんは、こちらの希望を実現できるように色々とアイデアを出してくれました。

キッチン

お庭を見ながらお料理できるキッチン

庭に出る扉

お庭に出る扉は、観音開き

廊下

浴室・トイレは、廊下を挟んで

離れの和室

土間があって、和室は離れのように

雪見障子

元々あった雪見障子を利用しました

ご主人さま
ご主人さま

そうこうしているうちに、二人で雑貨屋さんとかで気に入った扉を見つけてきて、アンティークに目覚めたわけです(笑)。 前から好きだったのですが、「お金を出してまで買うだなんて・・・」と思っていたのです。でも探せば、意外に古いドアって売っているのですね。 最初、アンティーク“風”でいいと思っていましたが、“風”じゃなくてアンティークがよかったってことに気づきました。
清水さんにはグラシアニ邸にも行ってもらいましたし、池田市や亀岡市など、「アンティーク放浪旅」にも出てもらいました(笑)。 僕自身も、出張で東京に行くときには、目黒や北千住などのアンティークショップを回りました。

例えば、窓は上げ下げ窓タイプがよかったのです。アメリカやヨーロッパの家には当たり前にある、あの窓、実は日本のメーカーにはなかなかないのですよねぇ。しかも、窓に格子が入っているものとなると、皆無に等しい。 で、「しみっちゃん、窓はネットで買うで。」「そういや、ネットで、洋風のドアも安いのを見つけたからそれも買っていい?」「フローリングは朝日ウッドテックのライブナチュラルシリーズのカリン材がいいのだけど、買っとくで?」と。 清水さんは、「え、まじですか・・・あ、でも買ってください」みたいな反応でしたね。「何とか付けます」と。そんな感じで、施主支給のオンパレードになったわけですね(笑)。

池田ロンドンクラシックス

営業マンもアンティークショップ放浪旅に
※写真は、池田ロンドンクラシックス

格子が入った上げ下げ窓

格子が入っている上げ下げ窓。日本のメーカーでは、皆無に等しい

フローリングはカリン材

カリン材のフローリング。庭に面したキッチンの窓は、例の上げ下げ窓

奥さま
奥さま

よくやったなぁと思いますね。でもまぁ、そういう意味では、ホントに「自分たちでつくった」って感じがします。 週末職人さんが休みのときに現場に来て、私たちが扉や階段の色を塗って帰った後、週明けに清水さん、ものすごくビックリしていました(笑)。もう自分たちでどんどんいじっていましたね。 「やりたい!やりたい!」ってなってしまって。

ご主人さま
ご主人さま

庭の木を切ったり、根を掘ったりで、手がマメだらけになりましたよ。休日に一体何をやっているのでしょうね・・・。でも、本音ではこういうことがやりたくてしょうがなかったのです。 最終的にリフォームが完成したときはもちろんうれしかったのですが、つくってるときも楽しかったですね。あとから清水さんに聞くと、「施主支給」や「施主施工」は現場での調整がたいへんで、ご迷惑おかけしたみたいですけど・・・。

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あらゆる場所に、お二人のこだわりが・・・

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段によって色の違う蹴込み板は、ご夫婦の手による塗装

まだまだ未完成

奥さま
奥さま

入居してからは、友達を呼んでホームパーティをやっていますよ。反応はとてもいいですね。特に土間人気が高いかな。庭にも直接出られますし。「私たちらしい家だね」って言ってもらえることが嬉しいです。 それに子供たちもとても喜んでいて、家の中も庭も走り回っています。庭も好きみたいで、私が庭いじりをしている間ずっと砂遊びをしています。自然がすぐそばにあるっていうのはやっぱりいいですね。娘は山登りに目覚めたみたいで、近くにある甲山に登りたいって毎週のように言っていますよ。今流行の「山ガール」。かなり早いデビューですね(笑)。

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仲良くリビングでお絵描き

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取材後、お父さんと公園へ行くとなるとおおはしゃぎ

ご主人さま
ご主人さま

妻は外に出てばっかりいますね。庭に出てごはんを食べたらまた庭に出て、って感じで。お向かいさんから「おもしろいわぁ。ずっと庭にいてはるわぁ」とか言われていますよ。せっかく家買ったのに外で暮らしている、みたいな(笑)。そういう僕も木工をするので、割と外に出ていたりしますけどね・・・。夫婦揃って何やっているのでしょう?こんなに外にいる時間が長いのなら、もうちょっと家は小さくてよかったのかも(笑)。

奥さま
奥さま

「家を楽しんでいる」っていうのは実感していますね。ここからどういじろうかと(笑)。「一旦できてから、またつくりあげている」って感じです。

ご主人さま
ご主人さま

まだまだこの家は完成していないのです。完成は7年後くらいかな?もしかしたら一生やっているかもしれないですね(笑)。

庭を眺められるキッチン

残念ながらお庭の写真はないですが、お料理しながら庭を眺められるキッチンは素敵!

家事室

カーテンを開けると家事室が現れる。お子様のお洋服もハンドメイド

この家での暮らしと、これからの夢

ご主人さま
ご主人さま

とりあえず現時点でも大満足ですよ。これから自分たちでつくっていく分の伸びしろを考えても80点どころじゃない。100点満点です。100点より上はまた別のルールで評価をしていこうかなと(笑)。「棚をつくってほしい」とか、妻からいろいろ要望も出てきていますし、木工の腕を上げていきますよ。入居時がセンター試験だとすれば、次は二次試験みたいな感じです(笑)。  

奥さま
奥さま

私はやっぱり庭ですね。庭を完成させて、キッチンから眺めて「いいわぁ」って思いたいです(笑)。子供といっしょに庭で野菜なんかを育てて収穫したりもしたいですし。あとは、旦那さんに、このアンティークに合う家具をつくってもらうこと・・・かな。

ご主人さま
ご主人さま

二次試験は相当厳しいようですね(笑)。僕は木工の他に陶芸も好きで、実は若いときに陶芸家を志したことがあるくらいなので、またやってみたいなぁと思っています。この家の土間にろくろを置くのはちょうどいいですし。やりたいことはどんどん広がっていきますね。

以前に住んでいたマンションは新築で買いました。竣工の一年前のタイミングだったので、立地と図面は見ましたが、最終形はイメージしきれていませんでした。まぁ終の住処じゃないし、正直軽い気持ちで決めたところはありましたね。 で、実際に住んでみて、概ねズレはなかったですが、所々不満な点もありました。そんな経緯もあり、今回は建っているものを確認して、たとえば2階からどんな眺望なのかも見たりしてから、最終形をイメージした上で買おうと思っていました。 そういう意味で、「中古を買ってリフォームする」というのは僕らにすごく合っていたと思います。

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こだわり抜いた空間で好きな物に囲まれ、家を、暮らしを楽しんでいらっしゃることが伺えました

奥さま
奥さま

全部吐き出して、その中で何が重要なのかを判断していく。それも家探しの一部なのかなと思います。「あれもこれも」となるかもしれないけど、「本当に自分たちに合っているのか?」「自分たちのこだわりは何なのか?」を見極めていく作業は決して無駄じゃないですよ。

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開放的な吹抜けの玄関ホール。
2階の腰壁はロートアイアン

ご主人さま
ご主人さま

今回はじっくり選んだし、いろんなものをいっぱい見て回りました。見るだけ見たから納得して買えたのかなと思います。そういう意味では「納得してから買いましょう」とアドバイスさせていただきます。「そのためにはいろんなものを見た方がいい」と。僕たちも最初は新築志向だったのですが、全然違うゴールになりました。もしかしたら自分が思っているこだわりはこだわりじゃないのかもしれないわけです。

よく、妻が「清水さんと戦っている気分だ」と言っていました。清水さんが恐る恐るプランを出して、悩んで、調べて、こちらがカウンターパンチを出す。そんな連続でした。ドアや窓、土間、庭、キッチン・・・それぞれ、あれもこれも、悩みました。そんな清水さんとのやり取りが楽しかったです。 おそらく最大級にややこしい顧客だったと思いますよ(笑)。それは、家探しの場面でも、リフォームの打合せや設計の場面でも、ファイナンシャルプランの場面でも、施工の場面でも。でも、ウィルさんなら必ず満足いく家をプロデュースしてくれると思います。

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ドアや窓、土間、庭、キッチン・・・、どれもこれも悩んで、調べて、戦って(笑)、じっくり選んで納得して決める。「家づくり」の過程を思う存分楽しまれたお客様。多くの事を学ばせていただきました。ありがとうございます。現場でのお客様の姿が忘れられません。(清水)
※写真は、ご主人様と職人さん(施工中の現場にて)

奥さま
奥さま

住宅展示場を見学していたあのとき、「ま、日本の家ってこんなものなのかな・・・」と諦めなくてよかったです。ネットでウィルさんを見つけてよかったです。家探し担当の田中さん、リフォーム担当の清水さん、設計担当の大松さん、ファイナンシャルプラン担当の吉田さん、施工担当の寺北さん・・・皆さんに出会えて本当によかった、そう思います。

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住まいをつくる

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