ドライエリア

不動産用語「ドライエリア」について簡単に説明しています。

『ドライエリア』とは

ドライエリアとは、地下室への採光や通風を取り込むために、建物の周囲の地面を地下室に隣接して掘り下げた空間のことで、「空堀り」とも呼ばれます。地階は暗く湿気もこもりがちになるため、居室として使用するためには、ドライエリアの設置をするなどして採光と通風を確保するための対策をするよう建築基準法により義務付けられています。

江口 謙三 江口 謙三 (えぐち けんぞう) 宅地建物取引士

ドライエリアを設けることで、地下の外壁に窓やドアなどをつくることができ、自然光や風を取り込むことができます。また、地下にあるため前面道路や隣地から視認されにくく、地上階よりプライバシー性の高い空間が作りやすくなります。

地下室を、納戸やガレージではなく「人が継続して使用する居室(LDKや寝室、子ども部屋など)」として使用する場合には、衛生上の理由で、採光や通風のために部屋の外側に開口部(窓)を設け、その上部を外気に開放しなければならないと建築基準法で定められています。このため、ドライエリアが設けられることが一般的です。そのほか、湿気やカビを防ぐための壁・床の防湿措置、およびドライエリア等に溜まった水を排出する排水設備が必要です。

建物を建築する際は、その土地の「容積率」で建物の規模の上限が定められていますが、地下室をつくる場合には、地上階の総床面積の1/3以内であれば容積率を計算する上での延床面積に含めなくてもよい、という緩和措置があります。建築コストはかかりますが、ドライエリア設置などの必要措置を満たせば、限られた容積率の中で居室を地下に増やすことができます。

地下階のあるマンションにも、ドライエリアが多く存在します。地下階を含んだメゾネットタイプの住戸では、上階の吹抜けから光や風を取り込むタイプもあります。

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